調停離婚とは
調停前置主義
夫婦間での話し合いで合意に至らなかった場合や、相手が話し合いに応じようとしない場合、協議離婚することが出来ません。そのような場合、調停委員会が夫婦の間に入り話し合いが進められます。
これは、いきなり裁判で争うようなことはせず、互いに譲り合いながら自主的に解決をすることが望ましいとの考えからで調停前置主義と言います。
夫婦だけで話し合いをした場合、感情的になり話し合いにならないこともありますが、調停委員会が間に入ることにより、感情的な対立を防ぐことができます。調停委員会は、夫婦が自主的な解決へと持ち込めるように、双方の意見を調整しながら調停を進めていきます。
この段階で離婚が成立した場合、調停離婚と言います。ちなみに、調停委員は、弁護士や社会経験が豊富で知識のある40〜70歳未満の方2名(通常は男女1名ずつ)が選ばれます。
調停離婚のメリット
費用が安い
調停離婚であれば、裁判離婚のような弁護士に支払わなければならない着手金や報酬金などがないため、裁判離婚に比べて費用がかなり安くて済みます。
様々な問題を解決できる
調停委員会を交えて話し合いをすれば、離婚の合意だけでなく、親権・養育費・財産分与などの問題も解決することが出来ます。
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